BODY SHAPE

08 Feb 2016

肥満が健康に悪影響を及ぼすのは猫も同じです。ある統計では室内飼いの猫の40%は肥満であると判断されました。肥満によりリスクが高まる病気は、糖尿病、皮膚病、消化器疾患(便秘、下痢)、肝臓病、膀胱炎、尿路結石です。どの病気も猫の生活の質を著しく低下させます。フサフサの毛は猫の体型を隠すため、オーナー様が気がつかないうちに肥満になっているかもしれません。

猫の体型チェック方法を紹介します

BCSボディコンディションスコア:5段階評価により猫の体型を判断します。正確な評価を行うには経験が必要ですが、

自宅で実施できるよう3ポイントに絞った簡易版を紹介します。

(3:正常体型、4:体重過剰、5:肥満)

 

肋骨:伏せの状態で体幹の側面を手全体で触ります。

BCS3:肋骨の位置がわかる。

BCS4:脂肪に覆われているが、かろうじて骨の感触がある。

BCS5:どこに肋骨があるのかわからない。

 

腰のくびれ:猫が立っている状態で、真上から観察します。

BCS3:ほとんどストレートか、適度にくびれがわかる。

BCS4:くびれの位置が膨らんでいる

BCS5:くびれの位置が明らかに膨らんでおり、上からみて樽のような体型にみえる。

 

お腹:猫が立っている状態で、真横から観察します。

BCS3:お腹のラインが地面と平行である。

BCS4:お腹のラインが膨らんでいる。

BCS5:腹部が地面に着きそう、または着いている。

 

FBMI:BMIの猫(Feline)版です。

BMIは身長と体重から算出しますが、FBMIは胸囲と足の長さを計算に用います。

メリットはBCSよりも客観的に肥満度を把握できる点です。

手順1:前から数えて8番目と9番目の肋骨の位置の胸囲を測る。

手順2:膝から踵までの長さを測る。

手順3:得られた値をグラフに当てはめる。

 

正常体型の維持を意識しましょう

多くの猫は与えられた食事を完食するので、猫の体型はオーナー様の健康意識に依存します。今回ご紹介した方法で、一度体型をチェックしてください。正常体型を維持することは愛猫の健康と長生きの手助けに必ずなるでしょう。

  • text:Dr.Soshin Yamamoto
  • illustration:Yoshifumi Takeda