WATER

01 Oct 2015

猫は砂漠地帯に住んでいたリビアヤマネコを祖先としているため、少ない水分で生き残れるように進化しました。そのため猫は今日でも他の動物に比べて飲水量が少ないです。少量の水分で生活できる代償として、泌尿器の病気になりやすくなってしまいました。適切なお水を十分に飲むことは、猫の健康に非常に大切です。

お水選びは硬度に注意

水道水の臭いを嫌う猫もいますので、ミネラルウォーターを与える場合もあるでしょう。その際は水の硬度に気をつけましょう。カルシウムやマグネシウムなどが多く含まれる硬水は猫の尿路結石の発生率を高めます。そのため硬度が低い軟水を選びましょう。硬度70mg/L以下であれば安心です。また、1日2回、夏場は1日3回交換しましょう。

お水環境を整えて、健やかに過ごしましょう

水分が不足すると腎臓病や尿路結石になりやすくなりますし、病気の進行・再発を予防する上でもしっかりお水を飲んでもらいたいです。高齢猫だけじゃなく早い時期からお水環境を整えてあげることで、将来の健康・長寿に繋がるでしょう。さらに、愛猫に沢山お水を飲んでもらうコツを4つご紹介致します。

トレイの配置:

フードの隣にお水用のトレイを置くことが多いですが、実はこれ猫にとってあまり嬉しくありません。フードの隣に置いてもいいですが、気軽に寄れるお気に入りスポットの近くや通り道になどに複数箇所水飲み場を設置しましょう。

トレイのサイズ:

猫のヒゲは敏感なので水を飲むときにヒゲがつかないトレイが良いとされています。深すぎない、口の大きなお皿が良いでしょう。

流れるお水:

蛇口から流れる水を好む猫もいます。流れている水は新鮮であることを本能的に知っているのでしょう。市販の猫用ファウンテンを試してみましょう。

食事:

同じ量の食事でも1回の量を減らし、食事回数を増やすことで飲水量が増えることが研究により証明されています。

  • text:Dr.Soshin Yamamoto
  • illustration:Yoshifumi Takeda